クールに乗り切る!働く男女のための夏の通勤快適ファッション

ファッション

気温が30度を超える日が続く日本の夏。通勤時の満員電車や日差しの強い外出で、毎朝汗だくになってしまうという人も多いのではないでしょうか。特にスーツやオフィスカジュアルが求められるサラリーマンやOLにとって、見た目の清潔感と快適さを両立するのはなかなかの課題です。

とはいえ、暑さに負けてヨレヨレの服で出勤するのも避けたいところ。だからこそ、夏を乗り切るためには“ファッションの工夫”が重要になります。素材・色・アイテム選びを意識するだけで、見た目にも涼しく、着ている本人も快適に過ごせる通勤スタイルが実現します。

今回は、働く男性・女性どちらにも役立つ、夏の通勤ファッション対策を3つの視点からご紹介します。暑さを少しでも快適に、そしてスマートに乗り越えるヒントをぜひ取り入れてみてください。

汗対策は素材選びから

暑い季節に何よりも気になるのが“汗”によるベタつきやニオイ、そしてシャツのシミ。見た目の印象にも関わるため、素材選びは非常に重要なポイントです。

まずおすすめなのが、吸汗速乾素材を使用したシャツやインナー。ユニクロや無印良品などの定番ブランドでも、接触冷感素材やドライ機能付きのアイテムが多数販売されています。これらは汗をかいてもすぐに乾き、肌に貼りつきにくいため、不快感が大きく軽減されます。

また、天然素材であるリネン(麻)やコットンも通気性が良く、汗をかいても蒸れにくいのが魅力です。特にリネン混のジャケットやパンツは、軽さときちんと感を両立してくれるため、夏の通勤ファッションにぴったり。ウール混のスーツなどは避け、なるべく軽量かつ風通しの良い素材にシフトすることが大切です。

ワイシャツやブラウスは、ノンアイロンタイプを選べば、洗濯後のケアも簡単。時間と手間の節約にもつながります。

涼しく見えるカラーとシルエット

素材だけでなく、色やシルエットも涼しげな印象を与えるための大切な要素です。特に通勤時は第一印象が重要。見た目に爽やかさがあるだけで、相手への印象がグッと良くなります。

夏の装いでおすすめしたいのは、白・ベージュ・ライトグレー・ブルー系など、明るくて清潔感のある色味。暗い色よりも太陽の熱を吸収しにくく、見た目にも涼しげです。

シルエットについても、ぴったりした服よりも、適度にゆとりのあるデザインが好ましいです。風通しが良くなることで熱がこもりにくく、着ていてラクになります。ワイドパンツやスカートも、素材さえ軽ければ夏向きのアイテムです。

男性であれば、ノーネクタイで着られるクールビズ対応シャツを上手に取り入れると、ぐっと快適に。最近はジャケット風の見た目で通気性抜群の“カーディガンジャケット”も登場しており、上着が必要なシーンにも対応できます。

色と形の工夫だけで、汗をかいてもスマートに見える通勤ファッションが実現できます。

小物とインナーの賢い活用術

最後にご紹介したいのが、小物とインナーの活用。ちょっとしたアイテムが、夏の通勤の快適さを左右することもあるんです。

まずインナーですが、脇汗パッド付きのシャツや、消臭・抗菌加工が施されたインナーは、夏のマストアイテム。シャツやブラウスの下に一枚着るだけで、汗ジミを防ぎ、清潔感をキープできます。薄手で透けにくいものを選べば、見た目にも響きません。

また、ネッククーラーや携帯用ファンなど、熱中症対策のガジェットも注目されています。最近はビジネスシーンでも浮かないよう、スタイリッシュにデザインされた商品が多く、通勤時に首元を冷やすだけで、体感温度がかなり下がります。

日傘も男女問わずおすすめ。遮熱効果のある折りたたみ日傘なら、カバンにも収納しやすく、外回りや駅から職場までの徒歩移動で役立ちます。

バッグや靴も通気性や軽さを意識して選ぶと、より快適さがアップします。革靴でも通気孔のあるタイプや、メッシュ素材のローファーなどを選ぶことで、蒸れにくさが変わってきます。

こうした“暑さ対策アイテム”を取り入れることで、暑い朝の通勤時間が、ぐっとラクに感じられるはずです。

無理せず快適に、夏の通勤をのりきろう!

日本の夏は厳しく、特に朝晩の通勤ラッシュは体力も気力も奪われがち。でも、ちょっとした工夫と意識で、少しでも快適に乗り切ることができます。

素材選び、色とシルエットの工夫、そして小物の活用。この3つを押さえておけば、猛暑の日でも清潔感を保ちつつ、働く男女が無理なく夏を過ごせるはずです。

暑さに負けず、自分らしいスタイルを楽しみながら、夏の通勤をクールに乗り越えていきましょう。