涼しげに見える人は何が違う?“夏こそ差がつく”ファッションのコツ

ファッション

気温も湿度もピークに達する真夏。

汗だくになっているのに、隣を歩くあの人はなぜか涼しげに見える…そんな経験、ありませんか?

実は“涼しそうに見える人”には、いくつかの共通点があります。それは、素材・色・シルエットなど、ほんの少しの工夫で叶うもの。暑い日こそ、ちょっとした選び方や着こなし方の違いが、見た目の印象を大きく左右します。

今回は、真夏でも“爽やかに見える人”になるためのファッションのコツと、おすすめアイテムを3つの視点からご紹介。暑さに負けないおしゃれで、涼しげな印象を手に入れましょう。

1. 軽やかに見せる“素材選び”が第一歩

見た目の涼しさを演出するうえで最も重要なのが、素材感。真夏にウールや厚手のデニムでは見た目も体感も暑苦しく感じさせてしまいます。

おすすめは以下のような素材です。

  • リネン(麻): 通気性抜群でシャリ感があり、風を通す軽やかさが魅力。

  • コットン: 吸湿性に優れ、ナチュラルな質感で肌あたりもやさしい。

  • レーヨン・テンセル: 落ち感が美しく、さらっとした肌触りで上品な印象。

  • メッシュ・シアー素材: 透け感で視覚的な涼しさを演出でき、今年のトレンドにもマッチ。

特にリネンシャツやテンセル混のワイドパンツは、大人のカジュアルスタイルにも取り入れやすく、きちんと感と涼しさを両立できるアイテムです。

“見た目に風を感じさせる素材”を選ぶことが、涼しげな印象への第一歩。手持ちのアイテムも、素材を意識するだけで印象がぐっと変わります。

2. 色使いで“視覚的に涼しさ”をプラスする

同じデザインの服でも、「色」次第で感じる印象は大きく変わります。真夏に重く見えるブラックやブラウンは、どうしても熱を吸収して暑苦しい印象に。反対に、明るく爽やかな色合いは、見た目に清涼感を与えてくれます。

涼しげに見せたいなら、以下のカラーがおすすめです。

  • ホワイト・アイボリー: 清潔感と軽さを兼ね備えた定番色。

  • ライトブルー・ミントグリーン: 水や空気を連想させる“冷感カラー”。

  • ベージュ・グレージュ: 柔らかな中間色で、都会的な洗練さも演出できる。

  • ラベンダー・薄ピンク: 上品でフェミニンな印象ながら、重さを感じさせない色。

また、色はトップスだけでなく、小物でアクセントとして取り入れるのも効果的。淡色のバッグやサンダルを合わせるだけで、全体の雰囲気が軽く見えます。

コーディネートにおける「色の抜け感」を意識することで、暑い夏も見た目がスッと涼しく感じられるようになります。

3. シルエットと肌見せの“抜け感”で重たさを回避

真夏でもおしゃれに見える人は、シルエットの“ゆるさ”と肌の見せ方がとても上手。タイトな服で体にぴったり張りつくものよりも、風が通るようなゆとりのあるデザインが、見た目の涼感につながります。

具体的にはこんなアイテムがおすすめ:

  • ワイドパンツやガウチョパンツ: 足元に動きが出て、風通しも良く快適。

  • オーバーサイズシャツやチュニック: 肌に密着せず、体のラインをふんわりカバー。

  • ノースリーブ・半袖のトップス+ロングボトムの組み合わせ: 程よい肌見せで“抜け感”を演出。

  • 足首や手首など“細いパーツ”を見せる着こなし: 華奢な印象が強調され、軽やかに見える。

また、髪型も重要な“ファッションの一部”。首まわりに髪がかかっていると暑そうに見えるので、夏はポニーテールやまとめ髪で首元をすっきり見せると好印象です。

全身の中に“動き”や“空気感”を取り入れることで、自然と軽やかさが生まれ、見ている側も涼しさを感じるようになります。

夏は“快適さ”と“涼感”のバランスで差がつく

暑さのピークを迎える真夏こそ、ファッションの“引き算”が鍵になります。

素材、色、シルエット――どれもほんの少しの工夫で、見た目にも気持ちにもゆとりを生むことができます。

今回ご紹介したポイントを取り入れれば、「暑そうな格好だね」と言われることもなく、むしろ「なんか涼しげで素敵」と思われるはず。涼しげな印象を持たれることで、清潔感や好印象にもつながります。

おしゃれは気合いだけではなく、“賢さ”でも魅せられるもの。

ぜひこの夏は、「快適さ」と「涼感」を味方に、さらりと差がつくスタイルを楽しんでみてくださいね。